月の美しい夜。こんな日は来ないんじゃないか…と思うこと

Diary 日々Life 暮らし

月夜の美しい年の暮れ。満月の日を3日過ぎた頃、それでも冷めた空気の中で、曇りなく静かに輝いている。今までもそんな年があったのかもしれませんが、今年の暮れの私の印象は「きれいな丸い月」です。

こんな日は来ないんじゃないか…と思うこと

タイトル通りなのですが、私たちが生きていく中で「こんな日は来ないんじゃないか。」と思うこと。

  • まだ慣れない仕事で答えが見つからず、徹夜をして作成してみてもやっぱり答えは見つからなくて。そんなことの連続で、すいすいと仕事をこなす先輩を見ながら思ったり…
  • 好きな音楽やモノが周りとズレていた10代の頃、合わない人が多くいる(と勝手に思っていた)環境で毎日過ごすことに嫌気がさしながらも、今ある場所とは違う場所を思い描いたり… etc

とても小さなことから、大きなことまで。ふと思えば、そんなことの連続で、ふとした時にそんな日を迎えています。思い返せばきりがないほど、色々な出来事を思い出しました。

きっかけは、年末の子どもの習い事で。ずっと乗り越えられない壁と向き合ってきて、そんな姿をずっと見つめてきました。初めての習い事で、傍から見れば小さなことかもしれません。壁を乗り越えるお手伝いがどうしたらできるかなと毎日の生活の中で工夫をしたり、練習をしてみたり。まだ親になって日の浅い私にとって、自省することも多く、習い事の見学をするのがつらい時期もありました。

なるべく楽しい時間を過ごせるように、そして優しく見守れるように。そんな風に思いながら、うまくいかなかった日は「そんな日もあるよね。さ、温かいものをどうぞ!」と冷えた手をつないで家路へ着くのを繰り返しました。

そんな日々を重ねて、今年最後の練習もいつも通りに迎えてみたら、自分から出来るようになっている!
すごい!こんな日が来るなんて。

毎日の生活の中で「こんな日は来ないんじゃないか。」と思うことは、きっとたくさん。そしてそんな日を迎えることもあれば、まだ思い描く途中の日もあり。

どうか暖かく、新しい年を迎えられますように。

トップの写真は、ドイツのPotsdam(ポツダム)に住んでいた頃の近所のお城のひとつ「Orangerie Schloss(オランジェリー城)」のとあるドアより。歩いて数分のサンスーシ宮殿からオランジェリー城までは、美しい庭園で繋がっており、石畳の道、手入れされた庭の道、森の中の小道など色々な道を気分に応じて選んで歩けます。
美しく装飾された城の天井やドアと出会うと立ち止まり、ずっとずっと昔の誰かが使っていた世界をぼんやりと想像してみては、子どもの呼ぶ声にはっと現実に戻されたことがよくありました。

それでは、また。
ふわりと、どこかでお会いしましょう。