キラリと輝きを添える。しずくのサークル・ブローチ

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ストールや毎日のスタイルを、パッと華やかに。真珠やビーズなどをワイヤーでぐるりと巻き付けたサークル型/ラウンド型(丸型)のブローチを作ってみませんか? サークル型のブローチは、真ん中がドーナツのように開いているので、留める布地が見えて抜け感があるように感じます。卒業式入学式結婚式などのセレモニーや、ホテルレストランでの会食新年を祝うイベントなど、キラリと輝きを添えてくれるブローチ、初心者の方も案外作りやすい作品だと思います。

しずくのサークル・ブローチの作り方

準備をするものは、「ブローチの土台」「ワイヤー(針金)」「ビーズ」

  • ブローチの土台…簡単に針が抜けないストッパー付のものなど
  • ワイヤー…真鍮製の太さ0.3~0.4mm(英語表記の場合26,28 ga)を1メートルほど
  • ビーズ…お好きなビーズ。(ラインストーンは穴のある台座に入ったもの)

最初にワイヤーを土台に巻き付けて、一つビーズを通しては2・3回程ワイヤーを台座に巻き付けて、ビーズを台座に固定していきます。この時、手は緩まないように、きつめに巻き付けていきましょう。

巻き付ける時に、ワイヤーの途中がぐるりと一回転したら、都度伸ばしてあげてください。切れてしまう原因となります。

すべて巻き終えたら、ビーズとビーズの間を一つ一つぐるりと一周巻き付けてしっかり固定します。最後のワイヤーの始末は、ブローチを付けた時に布地にひっかからないよう、台座とビーズの間に入れてカット。

サークル・ブローチを作り終えて…

ふとブローチを作ってみよう!と思い立ち、ゆっくりとご飯を食べる子どもを待つ間に作ってみました。思った以上に手軽に出来て、組み合わせるビーズによって色々なバリエーションのブローチが出来ますね。

ただ一つ、残念だったのはパーツであるブローチの台座。近所のパーツショップで購入し、そこそこ値段がするものだったのですが、あっという間にストッパー部分が壊れてしまいました。パッケージを開けた時に、緩いな…とは思ったものの、なんて品質なんでしょう。カチッと手応えのする、しっかりとしたブローチの台座って、今どこで手に入るのでしょう。

以前、ヘアバレッタを作った時にもパーツについて書いたのですが、手作り用で一般的に広く流通しているパーツには、安価で低品質のものに出会うことがあります。例えばフランス製のバレッタは、髪の挟むバレッタのパーツ部分(スチールの断面)がすべて滑らかに角が取られています。その細やかさは、毎日身に着けるもので、切れ毛を出さないためのもの。指の腹でバレッタを触れば明らかな違いに気付きます。(一般的にマーケットなどで使用されているものは、指の腹で撫でた時に引っ掛かりがあるものが多く使われています。髪を傷める仕様です。)

幻のフランス製の金具。月とベルベットのヘアクリップ
とても小さいことに感じるかもしれないけれど、ヘアクリップの金具にはこだわりがあって「Dマークのある、MADE IN FRANCE」。質が良く、止まりも良く、髪が傷みにくい。実はこのクリップ/バレッタ、高価なヘアアクセサリーブランドでも昔から使用されている。しなやかでいて頑丈、「用の美」という言葉がしっくりくる。だけど、いくら探しても工場の情報は見つからない。

ただ品質のしっかりとしたものは、生産するにも手間もかかればコストもかかり、おまけに生産量も少なく流通しないもの。こんなことを言うと本末転倒なのですが…、しっかりとしたものが欲しければ、一番の近道は手作りせずに古くからある専門のブランドで購入するのがベストだと思っています。(長年のノウハウもあり、確かなパーツが使われている)

とは言え、生活の楽しみに。身に着けて楽しさを感じる手作りのブローチ、子どもさんや友人と一緒に作るのもオススメです。
いよいよ年末も末ですね!掃除しよう~

それでは、また。
ふわりと、どこかでお会いしましょう。