「Charming Opal – チャーミング・オパール -」ホリー・ホビー

Book 絵本Child 子育て

絵本が好きで、子どもの読み聞かせの時間が好きです。そんな中で、印象に残っている絵本を紹介していきます。今回は挿し絵の構図作りが印象的な、ホリー・ホビー「Toot and Puddle Charming Opal」

Charming Opal – チャーミング・オパール –

愛らしいブタのトゥートくんとパドルくんのお話「Toot and Puddle(トゥートとパドル)」シリーズより。今回はパドルくんの可愛らしい従妹のオパールちゃんを迎えて、三人で楽しく過ごす夏の時間を描いています。

「Toot and Puddle(トゥートとパドル)」シリーズの「クリスマスはきみといっしょに」を読んで、とても可愛らしいキャラクターと印象的な挿し絵の構図に惹かれて、他のシリーズを読みたくなり手に取った一冊です。

小さな子の移りゆく感情を、優しく愛らしく捉えた描き方に、言葉に対して細やかに動きを伝える挿絵が楽しい一冊です。

本には どんなことが書かれているの?

ストーリーを書いてしまうと、せっかく楽しみにしている方に申し訳ないので、簡単に概要を紹介したいと思います。

夏になり、トゥートとパドルの小さないとこのオパールがウッドコック ポケットを訪れたところ、歯が抜けていることに気づきました。 オパールは慎重にそれを枕の下に置き、歯の妖精が彼女に輝くコインをもたらしてくれることを願っています。 歯の妖精が途中で迷子になるのではないかと心配したパドルは、オパールをがっかりさせないように特別な衣装を着ます。 しかし、結局本物の歯の妖精は現れるのでしょうか?

アマゾン 本の紹介ページより https://www.amazon.co.jp/Toot-Puddle-Charming-Holly-Hobbie/dp/0316126551

どんな人が書いているの?

デニス・ホリー・ホビーさんは、1944 年生まれのアメリカの作家、水彩画家、イラストレーターです。

絵本を手掛ける以前に、ボンネット姿の少女のグリーティングカードを描いたことで、広く知られているようです。

繊細で丁寧に描かれた背景に、愛らしく躍動感があるキャラクターたちが織りなす「Toot and Puddle(トゥートとパドル)」シリーズ。残念ながらすべて日本語版が出版されているようではなく、今回ご紹介する「Charming Opal – チャーミング・オパール -」も私の手元にあるものは英語版です。とは言え、難しい表現も少なく、読みやすい一冊です。

わたしのこの本との出会い

最初の出会いは、たまたま図書館で借りた「トゥートとパドル クリスマスはきみといっしょに(日本語版)」より。子どもに読み聞かせをしながら、水彩で描かれた美しい挿し絵と、その挿し絵の印象的な構図に惹かれて。

生き生きとして、とびきり可愛らしい瞬間の表情を捉えたキャラクターの描かれ方は、とても優しく、そして実際に見つめる作者の姿をも思い描けそうなほどです。

「Toot and Puddle(トゥートとパドル)」シリーズはTVシリーズも作成されたようですが、水彩で描いた作者の筆跡が伝わる絵本シリーズが私は好きです。

可愛らしく全面に描かれた挿し絵のページを開けば、そのまま飾りたくなるほど!ぜひ、読書の一冊に加えてみませんか。

それでは、また。ふわりとお会いしましょう!