初めての妊娠で、すでに高齢の域。妊娠が判明した後は、色々たくさん調べて準備をしましたが、振り返ってみれば必要のないものも多かった…そんなアメリカでの出産の記録を、メモとして残しておこうと思います。
初めて海外出産を予定している方、これから考えている方など、どこか不安に思っている方に少しでも流れが伝えられたらと、手描きの柔らかなイラストと共に綴っていきます。
妊婦用サプリメント (Prenatal Vitamins) について
赤ちゃんの成長に必要な、葉酸(Folic Asid)やビタミン類がバランスよく入った妊婦用サプリメント、Prenatal Vitamins(読み方:プリネータルバイタミン)。おそらく妊娠を意識している方は、妊娠前から飲んでいる方も多いでしょう。妊娠をする約3カ月前から、サプリメントを摂取しておくのが理想的と言われているようです。
産婦人科(OB/GYN)で初診を受けた際、先生から妊婦用サプリメントの処方について聞かれると思います。保険がきく(加入している保険とプランによる)場合が多いでしょう。
サプリメントの種類や形について
妊婦用サプリメントの栄養成分
初めに、妊婦用サプリメントの成分の内訳について。基本的な妊婦に必要とされる栄養成分、葉酸とビタミン類などの項目については、様々なメーカーで比較しても似たような値で含まれています。
オプションとして、DHA(赤ちゃんの脳・神経組織の発達)、鉄分:Fe/Iron(血液量が増える、また母体の鉄が赤ちゃんへ送られるため)などが一緒に(もしくは別で)含まれる商品もあります。
そして、オーガニック:Organic(農薬や化学肥料に頼らず自然の力を活かして生産されたもの)の商品にはパッケージに「Oragnic」と表記されています。
サプリメントの形について
次に、サプリメントの形状について。一般的なものは、大きなタブレット/カプセル タイプだと思われます。サイズは、日本でよく見るタブレットと比べると、ずっと大きく2㎝以上あるような…慣れないうちは飲み込むのに、大分違和感を感じていました。
色や質感も様々で、タブレットでもザラザラしたもの(軽石チック)、つるんとしたものなどがあります。商品のパッケージは中が見えるものも多いので、好みがある場合は確認してみましょう。
また、柔らかく摂取しやすいゼリー(グミ) タイプは、フルーツの味付けがされていてお菓子のよう。こちらも表面がザラザラしたものや、つるんとしたものがあります。食感も歯ごたえのある硬めから、柔らかいものまで様々です。
気になる商品を見つけたら、Amazonなどレビューを読むと、どのようなタイプの物なのか掴みやすいかもしれません。
サプリメントとの付き合い方
最後に、妊婦用サプリメントとの付き合い方について。妊娠初期、中期、後期と体調の変化に合わせて、サプリメントを選ぶといいかと思います。
私の場合、もともと貧血気味で鉄分は必須と思い、最初は鉄分の入ったタブレットを摂取していました。ところが眩暈がするような、動けなくなる症状が出て、原因を調べるとサプリメントに含まれる「鉄分」でした。鉄分が含まれたタイプのサプリメントの場合、摂取をしてお腹で溶ける時に、鉄分も一気に溶けるので体が対応できずに不調になるようです。
解決方法として、鉄分の入っていない妊婦用サプリメントを選び、鉄分については「SlowFe」というサプリメントを選びました。「SlowFe」は鉄分のサプリメントで、お腹の中でゆっくりと時間をかけて溶けるので、栄養を吸収するのに負担がかかりにくいものです。
また、体型を気にする方もいらっしゃると思います。小柄な方は、摂取する量の調整をしたという話も聞きました。少しでも心配がある場合、先生に相談をしましょう。
妊婦用サプリメントは、妊娠前、妊娠中、そして出産をした後も、授乳をしている期間など長く付き合うものです。それぞれの時期で体調の変化は起こりますし、サプリメントとの相性もあると思います。
毎日摂取するものなので、違和感を感じたら無理をせず、相談をしてみましょう。
それでは、また!お身体を大切になさってくださいね。
海外出産 in アメリカ 過去の記事はこちらより