昔懐かしい物との暮らし

Child 子育てEssay つぶやき

機内持ち込みが可能な、小さなトランク一つで帰国をして2ヵ月。
コロナ禍や社会情勢(ウクライナ侵攻による影響)により、ドイツ国内でもフライトの数や出発する空港も限られていたので、まずは空港を目指して電車で長距離移動。電車の移動で一泊をして、空港へ。

ロングフライトを経て、入国手続きやコロナの検査を済ませ一泊。翌日は、早朝から丸一日移動して諸々の手続きを済ませて、故郷へのフライトへ。空港から高速バスに揺られ、夕方のラッシュに巻き込まれ…ようやく家に着いて、ホッとしました。

とても幼い子との、ふたり旅。そんな事もあって、最小限の荷物での帰国。他の荷物は、夫が配送の手続きをする予定だったけど、忙しいようで未だに荷物は届いていない。

昔懐かしいものを、ひっぱり出してみる

手荷物用の小型トランク一つで、親子の生活に必要なすべての物が入るはずもなく、故郷に残してあった昔の懐かしい物たちが活躍しています。

昔好きで手元に集めた物は、今見つめ直しても、どこか惹かれる所がある。そして、使っていて嬉しい。

世界を転々と暮らしていた頃は、都度変わる環境や社会で、最低限必要なもの以外持って移動しなかった。移動に荷物は厄介なので、ほんの一握りのもの。お守りのような物。それは、移動する場所や気分で変わっていました。

とある場所で出会った、台湾出身の友人の言葉が今も心に残っている。
「欲しいものは、世界のどこに居ても、いつでも帰れる家。」

世界をまわる大きな引っ越しの連続で、一緒に住むことは叶わなかった、昔のお気に入りの物たち。
こうしてまた、一緒に生活することができて嬉しく思っています。

それでは、また。
ふわりと、どこかでお会いしましょう。