誕生日を迎える人は特別なバースデークラウン(王冠)を身に着けてお祝いをする。
色々な国で生活する中で、そんな場面に出会いました。そんな「バースデークラウン」を作ってしまおう!と思い立ったのは、子どもが産まれて移住したドイツにて。公園で出会った同い年の子を持つお母さんと立ち話をしていた時。
出産直後にコロナ禍が始まり、なかなか友人たち会えなかった頃。子どもを自然に触れさせようと、人が混まない朝早くに、近所の大きな公園や遊歩道を散歩するのが日課でした。
それは移住先のドイツでも続けていて、どんなに寂しい冬空の下(冬は暗い曇り空が続く日が多かった…)でも、自然の中で過ごす時間をと近くの公園や遊歩道へ出かけていました。
そんな頃に出会ったのが、大学でドイツ語の先生をしているAさん。幸い英語が話せる方で、ちょっとした会話をしたのがきっかけで連絡を取るようになりました。寒く暗い日は、なかなか外へ出る人も少ないようで「珍しいわね!」と声をかけられたのが始まりでした。
バースデークラウン…誕生日は王冠をつけて主役になろう
その頃は、まだコロナ禍により特別な対策が取られていた頃なので、お祝いや行事など大人数で集まる事は推奨されていませんでした。Aさんが子どもの誕生日を家族だけで祝った話をしていて、「ほら見て!」とピカピカの金の王冠をつけて、ケーキを前に嬉しそうな表情の子どもの写真を見せてくれました。
バースデークラウン(王冠)をつけてお祝いするのは、ドイツでも一般的なようで、「特に深い意味はないんだけど…誕生日って迎える人にとって特別で、主人公になる日だから。」といった話をされていたように覚えています。
ちょうど子どもの誕生日も近かったので、私も紙と水彩絵の具で2種類のバースデークラウンを作りました。(写真に残していなかったので、少し前に作ったものを上に載せています。)
バースデークラウンに特に決まりはないですが、一般的なものは金や銀の王冠型です。マーケットでも手に入りやすく、シンプルで幅広い年代に合わせやすいデザインだと思います。
バースデークラウンを作ってみよう
紙で作る、簡単なバースデークラウン
加工のしやすい紙で作る、簡単なバースデークラウン。最初に、糸や巻き尺で頭のサイズを測ります。欲しい王冠の高さを決めて、頭のサイズの横幅の紙を準備します。足りない場合は、テープやクリップで繋いでみましょう。
ジグザグを作り(好みのジグザグ幅に合わせて、定規で同じ間隔で点を作り、山と谷を作る)、紙を切って端と端をテープなどで繋げたら出来上がり。
金や銀の厚紙がなければ、金や銀、ホログラムの折り紙を厚紙に貼ってもいいですね。宝石のようなシールで飾るのも楽しそう!
特別なモチーフなど、絵を描くのも面白いですよ。私も、最初に作った子どものバースデークラウンでは、勝手に「草原の女神」のようなものをイメージして描きました。上の写真で紹介しているものは、「春」をイメージして仕上げた素朴なイラストの王冠です。
他にも色々な素材で作ってみよう
バースデークラウンのデザインは、本物のような王冠やティアラを模したものや、温かみのある毛糸を使い、棒編みやクロシェ編みなどで作るものなど色々。
世界中の編み物のパターンなどのコミュニティサイト「Ravelry」でも、無料のパターン(レシピ)が公開されていますよ。
▼ 伸縮性もありそうで、世界中の人に作られている人気のパターン(無料)です。
▼ バースデークラウンはちょっと…という方でも、こんなニットキャップは普段使いにも〇
バースデークラウンで、いつもと違うお祝いを
友だちや家族のサプライズに…、大切な人をお祝いする時に…、色々な場面で主役を盛り上げてくれるバースデークラウン。大きなものでもないので、手作りもしやすいと思います。
子どもや家族、友だちと一緒に作るのも面白いですね!
それではまた、ふわりとお会いしましょう!